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郁美の真実 parallel story
第36章 Minerva
とりあえず、身辺調査などをされているのなら、Uと直接会うのは良くない。

仮に郁美が私の身辺を探っているとしたら、Uと私が知り合いであることを知られるのはまずいだろう。

仕方なくSNSでメッセージを送信する。

[KAZUさん、今ヒマですか?]

[どうした?]

[手短に言うと、私の身辺を探ってる人間がいます]

[KAZUさんには変わったこと起きてないですか?]

[身辺調査?誰が?]

[いや、わかんないんですけど、つけられたりしてるのは確実です]

[オレの方にはそんな様子はないが、郁美か?]

[う〜ん、その線はないと思うんです]

[むしろ行動が不審なのは郁美のほうですし]

[どんなやつにつけられてんだ?]

[30代ぐらいのスーツ姿の男です]

[う〜ん、尾行うまいか?]

[どうなんでしょう?僕にバレてるぐらいだと、あんまりうまくはないですよね]

[企業の引き抜きかもしれないぞ?]

[え?引き抜きって、身辺調査みたいなこともするんですか?]

[うん、あるぞ、いわゆる身体検査ってやつだ。素行調査みたいなやつだな]

[う〜ん、しばらく様子を見てみます KAZUさんも気をつけてください]

[ああ、わかった なにか分かったら、また教えてくれ]

Uとのやりとりは、あまり内容のないものだったが、ふと、Uの言葉からヒントを得た。

身辺調査のレベルによっては、相手がどんなやつなのかわかりそうだ。

私はしばらく逆に相手を観察することにした。
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