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郁美の真実 parallel story
第36章 Minerva
「あまり....お気に召さなかったようですね」

「ええ....」

「早紀さんも....あんなものに出るんですか?」

「....」

「早紀様の催しは、少し趣向が違うものです」

「そうですか....でも、似たようなものなんですね」

「....なんだってこんなことに招待するんだ」

「早紀さんは頻繁にここに来てるんですか?」

「いえ、もう十数年ほどは関わっておられませんでした」

「....十数年?」

「どういうことです?」

「早紀様は幼い頃、催しに出演されていました」

「....出演していた....という表現が正しいのかはわかりません」

「ただ、自分の意思でここに来られたのは初めてではないでしょうか」

「幼い頃からこんなところに?....」

「貴方にならお察しいただけるかと思います」

「....酷い話だな....まともじゃない」

「はい....ここは悪魔が集う場所です....貴方の感性は正しい」

「雑誌やなんかで、こういうアンダーグラウンドなイベントがあることは知ってましたが、どうやらここの規模を見てると国家とかが運営してるようなレベルですよね」

「国家....とは違いますが推して知るべしといったところです」

「ここは普通の人が出入りできる場所ではありません...大きな富を得た人、もしくは、闇に飛び込んででも大きな富や力との結びつきを求める者が集う場所です」

「彼ら、彼女らは退屈するのでしょう....そして、ここでしか得られないレベルの非日常を求める....」

「そして....」

「そして、富や力と結びつきを得るために大事なものでさえも生贄として捧げるって訳ですか....」

尋常な場所ではない....こんなものと関わってしまっては、命すら保証されないのかもしれない....とてつもなく巨大な黒い闇だということは嫌というほどわかってきた。

一体、早紀は、こんなものを使ってまで私になにを見せようというのだろう....

趣味の悪いレイプショーを見る気にもなれず、部屋に備え付けられていた酒を飲んで時間を潰すことにした。
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