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あらがわない夜を、あなたと
第2章 ずっと怠惰な夜だった
それで良かった。

『檸檬婦人』に出会った夏、自慰行為も覚えた。
自身の股間にある小さな豆に触ることで、快楽を得られることを把握していた。
手ひどく痛めつけられている妄想をしていると、より快楽が増すことも。誰に教えられたわけでもなく、無意識のうちに、みなみは己の性癖を開拓していった。
だから人との行為のなかで快楽を得られずとも、なんら問題はなかった。

思えば、出だしが良すぎたのだろう。
その後、「明るくておもしろい」みなみは、ほかの女子高校生と同じように、異性との付き合いを持ち、性交渉を行う。
それは大学生になっても続いていく。

なんとなく目線を送りあい、脱ぎあい、愛撫しあい、挿入し、挿入され、イク。

細かい点に違いはあれども、大体の性交渉はおおむねこの手順だった。

説明書でもあるのか?
半ば義務的なそれが、みなみは嫌いだった。
とはいえ、相手は性欲盛んな年ごろだ。こばむわけにもいかない。

「入れて……ほしい」などと、さもそれらしい言葉で誘導し、フィニッシュへの到達だけをいつも望んでいた。

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