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君の光になる。
第4章 会いたい
「立花さん……」
 安倍の声が自分に向いたような感じがした。トニックシャンプーの匂いが夕子の左側にあった。手が夕子の手の甲に触れた。夕子の手のひらを冷たい手のひらが包んだ。

 ――安倍さん。

 夕子がその手を握り返す。大きな手のひらを……。左腕に筋肉質の腕が当たる。トニックシャンプーの匂いが近づいた。

「……安心します。安倍さんに手をギュッとしてもらうと……」
 胸が高鳴った。

「…………立花さん…………」

 ――えっ……?

「………………はい……」
 夕子の唇が、柔らかく温かい物に覆われる。

 夕子は目を固く閉じた。息が苦しい。唇の先が啄まれる。

「あ……安倍さん……あ……周りに誰かいませんか?」
 テロンとした温かい物が夕子の唇に入り込む。ネットリとしたそれが夕子の舌先と戯れる。安倍の舌先が夕子の口腔を舐め干すかのように探り続ける。その都度、生温い唾液が送り込まれる。

「ああ、立花さん、好きです」

「嬉しい……私も大好きです。安倍さん」
 再び安倍の舌先が夕子の口腔を探り始めた。熱いものが溢れそうな感覚に戸惑った。
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