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片想い
第1章 片想い
「真ちゃん、お願いがあるの」

「なに?」

「奥を……奥を突いて欲しいの」

「こう?」

僕は一回、腰を引くと、思い切り深く突き刺した。先端が、涼子さんの子宮を突き上げる。

「あんっ……いいわ、もっとちょうだい」

「こうして欲しいの?」

僕は腰を大きく律動させた。

「そうよ、真ちゃん……気持ちいいわ。もっとしてっ」

僕は、久しぶりに腰を思い切り動かした。僕の動きに合わせて、涼子さんも腰を突き上げてくる。

「あん、あん、あん」

僕が突くたびに、涼子さんは整った顔を淫靡に歪めて、大きなよがり声を上げた。男としての征服欲が満たされ、たまらなく気持ちよかった。

やがて、涼子さんの身体が小刻みに震え出した。

「真ちゃん、イキそう……イッてもいい?」

「僕はいいけど、旦那さんが見てるよ。大丈夫?」

健一さんは、血走った目でジッと僕たちを見ている。

涼子さんは、チラッと健一さんを見たあと、視線を僕の顔に戻し、

「いいの。お願い、真ちゃん、このままイカせて」と蕩けるような目をして言った。

僕は嬉しかった。僕は、健一さんに負けないよう、しっかり涼子さんを頂上に導いてあげようと思った。

「わかった。涼子さん、いくよ」

僕は、涼子さんの括れた腰を両手で鷲掴みにすると、揺さぶるようにしながら、勢いよく腰を動かした。

涼子さんも腰をくねらせて、激しくよがる。

「ああっ、いいっ……私、イッちゃう」

「いいよ、涼子さん、イッて……イケっ」

そう叫ぶと、僕は思い切り深く腰を突き入れ、涼子さんの子宮を抉った。

「イクうううっ」

涼子さんの全身が大きくのけ反り、震えた。下腹部が波を打つように激しく痙攣している。

「涼子さん、すごい締まるうっ」

強烈な締め付けに、思わず僕も叫び声を上げた。

ついに僕は、涼子さんを頂上に導いた。その達成感に浸りながら、僕は健一さんを見た。

悔しさと興奮が一緒になっているのだろう。顔を複雑に歪めながら、血走った目で、僕の下で身体を震わせている涼子さんをじっと見つめていた。
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