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片想い
第1章 片想い
「真ちゃん、見える?」

涼子さんの声は震えていた。

「うん。でも、もっとはっきりと、中のほうまで見てみたい」

僕も声を震わせながら答えた。

「わかったわ。ちょっと待ってて」

涼子さんは、二、三度深呼吸をしてから、意を決するように頷くと、

「いくわよ」

そう言って、膝を立てた。そのまま美しい脚を左右に大きく開いていく。それだけで僕の興奮は高まったが、驚いたことに涼子さんは、股間に手を添えると、指で割れ目を左右に開いてくれた。

鮮やかなピンク色が、僕の目に飛び込んできた。

「す、すごいよ! 涼子さん」

僕は思わず叫び声を上げた。

「今度はどう? 見える?」

「うん。すごくよく見えるよ」

僕は、息を荒げながら、涼子さんの大切なところを食い入るように見つめた。

それはとても複雑な構造をしているように僕には見えた。花びらが何枚も重なるように肉と肉が入り組んでいる。湿っているのか、しっとりと艶めいていた。

女の人ってこんなふうになっているんだ……。

僕は、もっとよく見ようと、顔を近づけた。すると鼻息がかかったのだろう。涼子さんの身体がビクンと震えた。

「恥ずかししいから、あんまり近くで見ないで……」

涼子さんは、上気した顔を顰めた。
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