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片想い
第1章 片想い
「真ちゃん、見てる?」

股間を熱く膨らませて見入っていた僕は、突然声をかけられドキッとした。

「み、見てるよ」

「男の人は、きっとこんなふうに動くのよ」

「う、うん」

僕が返事をすると、涼子さんは、身体の中から指を抜いた。透明な液体が泡立ち、ねっとりと糸を引いている。そのまま涼子さんは、たっぷり絡みついた液体を一番感じると言っていた突起になすりつけていった。

「でもね、真ちゃん、私はやっぱりこっちのほうが好き。こうしてると、とっても気持ちいいの」

美しい額に皺を寄せながら、円を描くようにして、突起をこねている。

「うん、わかるよ。涼子さん、すごく気持ち良さそうな顔をしてる」

「あんっ……ここが一番感じる。一番気持ちいいの」

涼子さんは、切なげな吐息を漏らしながら、指を激しく動かした。僕も股間をカチカチに硬くしながら、涼子さんの指先を食い入るように見つめた。

はあ、はあ、はあ……。

涼子さんの息遣いが、走っているときのように荒くなっていく。下の口から透明な液体が流れ出し、シーツに染みをつくっていた。

「あっ、だめっ」

突然、涼子さんの腰がビクンと震え、開いていた脚が閉じた。両腿でギュッと股間をまさぐっていた手を挟み込む。

「んーっ」

そのまま涼子さんは、美しい顔を苦しそうに歪めながら全身の筋肉を硬直させながら、腰を激しく震わせた。

「だ、だいじょうぶ!?」

何が起きたのかわからない僕は、慌てて声をかけた。

涼子さんは答えず、こらえるように息を詰めている。白い太腿が電気が走ったようにピクピク痙攣していた。

僕は何もできず、そんな涼子さんの姿を呆然と見ていた。
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