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君に熱視線゚
第9章 嫉妬



キーンコーンカーンコーン〜



三時限目の授業のチャイムが鳴り響き、1年の二時間続きの合同体育が始まった。

みんなが校庭に集まり、男子はハードル‥女子は体操の種目をするために整列している。


その姿は晴樹達の2年の校舎から丸見えだった‥‥



ズンチャカ!ズンチャカ〜


校庭から賑やかな音楽が鳴り響き整列していた女子生徒達が激しい動きで体操を始めた‥‥‥


‥この曲はもしかしてっ!?



窓際の席の晴樹が外に目を向けると、金網のフェンスに取り付けられた巨大なエキシビジョンの画面にビリーが映っている──


そう‥彼女達1年はブートキャンプに入隊していた…


この巨大なテレビ画面は学園がマンモス校になった時に朝礼のために取り付けたものだった…
ちょっとした野外コンサートぐらいは行えるくらいの規模である‥‥

彼女らはビリーに励まされながら楽しそうに体を動かしていた‥‥


実は体育の時間にビリーをすると言うのは苗のたっての希望だった。

『先生、体操ならぜったいビリーだょ!!
あれの方が普通の体操より絶対に体力作りになるって!!
みんなで入隊しょ!!」


苗はクリクリ目をキラキラさせて訴えたのだった‥‥

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