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君に熱視線゚
第9章 嫉妬

「大ちゃん!! ちょー嬉しいっありがとう!! よしっ、俺からのハグだ! 受けとれ」

「え!? な、ちょっ――…ウソ!? マジッ!?…っ…」

いきなりの大胆なハグに夏目は真っ赤になって狼狽える。そして晴樹はその光景に唖然としていた


…っ…あのバカっ何やってんだ!?


そして苗に向けられたその苛立ちは怒りとなって直ぐに夏目に注がれた



夏目はハグしてくる苗に戸惑いながらも、やり場のない両腕をゆっくりと苗の背中に回す。そしてギュッと抱きしめ首筋に顔を埋めた


‥苗っ!! めちゃ気持ちいっ──最っ高!!


柔らかな抱き心地。苗の汗の香りにクラクラしながら夏目は苗にバレないように半勃ちの腰を引き気味で苗をぎゅうぎゅう抱きしめた

そして、夏目のその行動に晴樹は怒りを抑えきれなかった――


ガタガタガタッッ!!――


騒がしい騒音と女子の悲鳴が2年の校舎から響く――

険しい表情のまま椅子を抱え上げた晴樹を直哉が後ろから羽交い締めにして止めていた

「何する気ですか晴樹サン!?」


「っるさい!! てめぇ誰が止めろっつった!? いいから放せ!!」

晴樹は恐ろしいほどの剣幕で直哉に食ってかかる

‥ヤバいっ! 晴樹さんめちゃめちゃキレてるっ…

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