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君に熱視線゚
第9章 嫉妬
「お前がまとめてた頃は統率が取れてたから、うすらバカなやんちゃは居たが今は本気バカなやんちゃをしやがる。とても少年課の域で処理が出来ないと、な…
一度トップに就くと辞めたってずっとついて回るんだぞ…大人の社会だってそうだ。そのグループもデカくしたのはお前だろう?
終らすなら終らす。面倒見るなら見るできっちり落とし前くらいはつけて来い。
学園のことはまだ考えるな…わしも元気なうちはなるべく表に出たいからな。なんせ、こんな身近でピッチピチのあんよが見れるんじゃからっ…ウホっ」
…っ…あんた、理事長のくせに…
お爺は語るだけ語ると晴樹に呆れる顔を無視してクルッと背を向けた。そしておもむろに鼻の下を伸ばして双眼鏡で窓の外を眺め始める。
「……案外、理事長の椅子も捨てがたい…晴樹、お前はのんびり学生生活をエンジョイすればいい……おっ晴樹! あそこを覗いて見ろ」
お爺は晴樹を手招きして双眼鏡を覗かせた。
「わしのもろタイプだ!」
そう言ったお爺の指示する方を覗くと双眼鏡に映ったのは…
……っ…苗!?
だった…
そして、お爺は何かを読み上げたように説明した。