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君に熱視線゚
第9章 嫉妬

‥こんなやつらが経済界のトップに立ってるなんて知ったら絶対に世間はパニクるな……

「苗は……妹みたいなもんだよ…」


晴樹は苗を双眼鏡で覗きながら呟く


…っ…おいおいっ、そんな激しく踊ったらパンツ見えちまうだろ!?ったく…

苗は体操着から制服に着替え、数人のクラスメートと校庭で食後のブートキャンプを踊っている。


苗の動きにハラハラしているそんな晴樹にお爺はカマをかけた‥


「ほう〜‥じゃあ妹を溺愛してるってことになるのか‥‥ん?」

「溺愛って別にっ…」


「では溺愛じゃなくて何という? 彼女でもないのに制服を買い与え、食事をご馳走し、果ては身を粉にしスポーツで手に入れた戦利品を譲渡して家まで送って行く……生物学で言えばまさしくオスの立派な求愛行動だと思うがな…」


「――…! っ信じらんねえっ!? なんでそんなことまでっ…」


なんでもお見通し。とでも言うようにお爺は得意気に言ってのけて含み笑いを零した。

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