この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君に熱視線゚
第9章 嫉妬
「それは?」

自分の言葉に戸惑うように目を泳がす晴樹にお爺は聞き返す


「それは……」



“あんたに苗は渡さないから!!”



夏目の言葉が脳裏をよぎる


あんたに渡さない──…か



──ふっ…上等だよ……


その言葉‥

そっくりそのままお前に返してやるっ──!






晴樹は思い詰めていた顔を上げて凛々しい表情をお爺に向ける



「お爺…悪いけど苗は誰にもやれない! 山岸の息子には結城の本社にもいっぱい行きそびれたのが居るだろ? 順番に片付けないと恨まれるぜ?」


「…っ…そ、それもそうだなっ…」

恨まれるのは勘弁じゃっ…


「じゃ、もうすぐ午後の授業始まるから…お爺のいうとうり学生生活をエンジョイすることにした! …でわ、理事長! 僕はこの辺で失礼させて頂きます」


晴樹は言いたい事だけをハッキリと告げ、深々と頭を下げて理事長室を後にした。





苗…やっとわかった。


俺は初めから苗のことを妹だなんて見ていない―――


じゃなきゃ、たかが女に
抱きしめられたくらいで俺が赤くなるはずがない……




晴樹は屋上で苗に突然ハグされた時の事を思い出していた。
/1031ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ