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君に熱視線゚
第9章 嫉妬
自分の中で答えが出た…
苗のことは別に焦る必要はない。
“落とし前くらいはつけてこい…”
先ずはこっちが先だな…
わかったよお爺!! 自分の尻(ケツ)は自分で拭きゃいいんだろ!?
晴樹は携帯を取り出した。
カパッ―
‥ピッ‥ピ‥‥
「もしもし‥良二(リョウジ)? 今度の集会出るから…うん…ああ……わかった…じゃあ土曜日にな」
プッ――
ふぅ…
一息つくと電話を切って直ぐに別口の番号を押す
‥ピッ‥ピッ‥
「あ、モシモシ…高松サン?…お久しぶりです。晴樹です。…実はお願いが…」
「どうした? 真面目に過ごしてると思ったが何かトラブったか?」
「‥いや、トラブってるのを何とかしてこいってお爺にせっつかれて…今度の土曜日に湾岸沿いの空き地で集会開くから、今回は見逃してもらえませんか?
警察(ヒネ)からちゃちゃ入れられると、まとまるもんも、まとめらんないんで…」
「…ふ…やっと動く気になってくれたか……結城の会長もさすがだな! 湾岸沿いなら多少暴れても住民から苦情は来ないだろうからお前に任せるよ」
「その言い方は……
もしかして、お爺にチームの情報流したの高松サン?」