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君に熱視線゚
第9章 嫉妬
改心した貴志がよく言う言葉だった‥
ただ、たまぁ〜にとてつもなく冷酷になる時がある
綺麗な顔で冷たい微笑を浮かべる貴志は案外、Mっ気のあるチームの奴らの密かに憧れの的だった
晴樹とつるんでいた頃は、絶世の美男美女コンビと言われよそのチームやレディースにも隠れファンがいた程だ。
ある者は特攻服に
《晴樹命貴志愛》等と刺繍しチームから袋叩きにあったのもいた…
パカッ―
ピッ‥ピッ‥‥
プッ―「…おう」
「あ、モシモシ貴志? 俺だけど…」
「ああ? 誰だけど!?」
「‥は、晴樹だけど…」
「ぷ…んなん、名乗らなくても着信見りゃすぐわかる!」
「…っじゃあ、ややこしい返し方すんじゃねぇ!!ボケ!」
とにっコイツはっ…
「ハハ! キレんなよっ
久しぶりじゃん、どうしたよ?
学生生活は楽しいか?ん?俺も入学すっかな〜」
「それはやめてくれ…
それより、ちょっと頼みあんだけど…でもさっき高松サンに連絡したらお前んとこ、もめてるって聞いて…」
「あ〜、気にすんな‥」
ジョー‥ジョボ
「‥いつもの」
ジョボ‥「こぜり合いだ」
「‥‥なんだ、そうか‥
ところでお前‥今、ドコにいる?」
「トイレだ‥」