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君に熱視線゚
第10章 無敵伝説


「悪かったな、手間ぁ取らせて」

「いや、途中からの勝負で助かったよ。早く決まったしな…」



「そこ座れよ。んじゃ、作戦でも練るか?」

晴樹は貴志の部屋に案内され、ソファを勧められた。


「作戦っつっても練るほどでもないんだけどな…たぶん…」

「そか? んじゃ、暴れるだけか?」

「……場、合によっちゃな…まあ、俺らも辞めて4年経つ。お前も全然顔出してないだろ? メンバーにどんな奴らがいるかも解んねぇし…

俺らが出て素直にゆうこと聞く奴らならいいけどな」

そう、晴樹達のチーム

《デス・ナイツ》

革ジャンに死神のマークが型押しされたスタイルが格好イイと注目を浴び、その中のトップ二人は最高にイイ男だと囃子立てられ、晴樹達はひがんだ他のグループから頻繁に喧嘩を売られていた。


最初は少人数だったはずがそれが理由で勢力増大してしまったのだ。

それもそのはず。晴樹達は顔もイイ上に腕っぷしも強い。

そして一人は経済界のドンの孫…

もう一人は強大勢力を誇る極道の後継ぎ。

後ろ楯もすごい二人に憧れ、平和な学生生活を抜け出してわざわざ悪ぶるガキもいたほどだった…

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