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君に熱視線゚
第10章 無敵伝説

『やる気のある奴だけ上がってこいっ──』

晴樹と貴志のその焚き付けるような表情にチームの奴らは息をのんだ‥


― ‥ゴクッ‥喧嘩だって‥‥

― あぁ…久しぶりだな

― やるか‥‥久々に!…

― そうだな‥
晴樹サン達がデスナイツの無敵伝説轟(とどろ)かせてからどこからも喧嘩売られなくなってたもんな!


口々にメンバーの口からまってました!!
とばかりに思いが発せられ、ぬるま湯につかりきった表情が次第に引き締まる――

そこに居たメンバー皆の眼光がギラギラと揺らぎ始めていた‥


メンバーの顔つきが変わったのを確認して晴樹と貴志は目配せをし合う‥
そして、貴志は良二の肩に腕をかけ、引き寄せると耳にフッと息をかけた

良二の全身が、ゾクッと総毛立つ。

そして耳元で囁く…

「いいか…チームにやる気を出させるのもトップの役目だ‥‥‥
しっかり憶えとけよ。」

「はぃ…」

冷や汗をかきながら返事する良二に晴樹は脅しをかける

「良二‥‥わかってると思うけどチーム同士の喧嘩で一番に狙われるのはトップだ‥頭やられりゃチームは終わりだからな、負けたくなきゃ勝つしかねぇ‥
だから、お前らもトップは守れよ!!頭、狩られりゃチームの恥だ!わかったな!!」

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