この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第10章 無敵伝説

『やる気のある奴だけ上がってこいっ──』
晴樹と貴志のその焚き付けるような表情にチームの奴らは息をのんだ‥
― ‥ゴクッ‥喧嘩だって‥‥
― あぁ…久しぶりだな
― やるか‥‥久々に!…
― そうだな‥
晴樹サン達がデスナイツの無敵伝説轟(とどろ)かせてからどこからも喧嘩売られなくなってたもんな!
口々にメンバーの口からまってました!!
とばかりに思いが発せられ、ぬるま湯につかりきった表情が次第に引き締まる――
そこに居たメンバー皆の眼光がギラギラと揺らぎ始めていた‥
メンバーの顔つきが変わったのを確認して晴樹と貴志は目配せをし合う‥
そして、貴志は良二の肩に腕をかけ、引き寄せると耳にフッと息をかけた
良二の全身が、ゾクッと総毛立つ。
そして耳元で囁く…
「いいか…チームにやる気を出させるのもトップの役目だ‥‥‥
しっかり憶えとけよ。」
「はぃ…」
冷や汗をかきながら返事する良二に晴樹は脅しをかける
「良二‥‥わかってると思うけどチーム同士の喧嘩で一番に狙われるのはトップだ‥頭やられりゃチームは終わりだからな、負けたくなきゃ勝つしかねぇ‥
だから、お前らもトップは守れよ!!頭、狩られりゃチームの恥だ!わかったな!!」

