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君に熱視線゚
第10章 無敵伝説

晴樹の言葉にメンバー全員が気合いの入った返事を返した
「じゃあ、今日は解散!」
貴志の言葉にメンバーがぞろぞろと退いていく‥‥
そして、晴樹は良二の後ろ姿に声をかけた
「良二!」
「はい?!]
「お前が一番、気を抜くんじゃねぇぞ」
「‥‥大丈夫ッスよ!」
良二はそう返事して帰って行く‥
「なんだ?アイツ余裕だな」
良二のイキイキした表情に貴志が呆れて言った
「一番、血が騒いでるのがアイツだろ?
喧嘩したくて狙われまくってた頃の俺らのチーム入ったんだからな‥‥
周りが静かになってから、他のメンバーよりアイツが一番退屈だったはずだ。
まぁ、あいつなら強いから心配はない──
ただ、トップ任すにはしっかり育ててやんなきゃなんねぇってのは今回で、俺も学んだょ‥」
「…そりゃそうだ‥ガキの社会だろうが大人の社会だろうが‥‥
極道社会でも同じだからな、頭使わずのほほんとしてる奴らは蹴落とされる‥
ましてや、こっちの世界だと命に関わる‥‥
毎日、神経研ぎ澄ましてなきゃなんねぇからな…
甘い考えで極道入ってヒーヒー言ってる奴らって結構いるぜ!?
正直、一番厳しい世界だからな」

