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君に熱視線゚
第10章 無敵伝説

「結局、楽して生きられる社会なんてどこにもないんだよな」
「そーゆーことっ!」
貴志のボヤキに晴樹が相づちを打っていた‥
ジリリ‥ン
晴樹達が人間社会について語ってる時に、田中家で
今時、珍しいダイヤル式黒電話が鳴り響く‥‥
ガチャ―
―「はぃ、モスモス‥」
『(モスモス?)あ、田中サンのお宅ですか?夏目といいます。
苗サンをお願いしたいんですが‥‥///』
「ん゛?誰だお前ぇ!?」
『あの、夏目と‥
(さっき言わなかったっけか?)』
電話に出たのは満作のようだった…
女の子の家に電話して父親に出られる事ほど気まずいことはない。
一度は顔を合わせているが個人的に、電話で話すとなるとやっぱり緊張する
夏目は携帯を握る手に冷や汗をかいていた‥
ましてや、今度のデートのことについての話し‥
‥“なんの用だ!?”なんて聞かれたらどうするよっ?
夏目は焦っていた‥

