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君に熱視線゚
第11章 復活際
「よっしゃー‥んじゃ、
そろそろ行くか?」
集会の時間が近づき集会場に早々と行ってる本メンバーからチームが大体揃ったと連絡が入っていた‥
貴志の掛け声でその場にいたメンバー達が腰を上げ、ぞろぞろと自分達の愛車に乗っていく。
「晴樹!行くぜ!!‥」
「‥‥‥」
貴志の呼び掛けに返事もせず晴樹は黙って立ち上がった‥‥‥
‥大丈夫かょ‥コイツ?
さっきと状況の変わらない晴樹の背中を押し他のメンバーが運転する改造車に二人で乗り込む。
走り出した車の中で貴志は一人で語っていた‥‥
「まぁ、俺らはどうせ高みの見物だからな!
ちょっと離れたところで良二達がどこまでやるか見させてもらえばいい!!
なっ、晴樹!!」
「‥‥」
貴志の問いかけに何一つ言葉を発しない晴樹の様子に車を運転しているメンバーも気まずそうにミラー越しに貴志と目を合わせた
解ることはただひとつ‥‥
とてつもなくキレていること‥‥‥
こりゃ、自然に収まるまでほっといた方が正解だな。
貴志は晴樹に話かけるのを諦めた。