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君に熱視線゚
第11章 復活際
「ほんとにいい?」
「うん、いいよ」
苗は夏目にスィーツの有名なお店に連れて来られていた‥
かき氷かパフェが食べたいと言いつつ店頭に並んでいるケーキを見ているとついつい心が揺れてしまう。
苗は結局ケーキ二つと飲み物を頼んだ‥
運ばれてきたケーキを眺めしきりにカワイイ!と言っている苗を見て夏目は‥‥‥
///‥
‥‥お前の方がカワイイ‥っ
そう思った‥
土曜でお店はかなり込んで賑わっている‥
はたから見れば苗と二人でいると恋人同士に見られるかもな‥
夏目はなんとなくこの雰囲気に酔っていた…
女の子同士の客の多い店で夏目はなんとなく目立ってしまう‥
― ねぇ、あの二人‥恋人同士だよね‥彼氏の方恰好よくない?
― うん、いい体してるよね///‥あれって逆三角ってんだっけ?‥彼女は丸じゃん…
― プッ‥ヒドー!
周りの席からコソコソと聞こえてくるそんな話し声に夏目は眉根を寄せた‥
‥俺に聞こえてくるってことは苗にも聞こえてるのかな‥
もう少し小せぇ声で話せよな!だからあんな女嫌いなんだよ!!
作り笑いしか出来ない女が苗に敵うかっつーの!