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君に熱視線゚
第11章 復活際
「大ちゃん?」
「え、なに」
険しい表情の夏目に苗は話しかけた
「大ちゃんは飲み物だけでよかったの?」
「あ、うん‥俺、甘いもの苦手だから。実はこの店、お取り寄せが出来てさ。
‥‥ウチの親が毎週末頼むからどうもね‥‥だから遠慮しないで食えよ‥‥」
「嫌いなの?!こんな美味しいのに‥」
「子供の頃は食べれたんだけど…」
「今は子供じゃないの?」
「‥‥‥子供だけど‥
・・・子供じゃないかも…」
「?‥」
夏目は意味ありげに苗を見つめた‥‥‥
ケーキを食べ終え店をでるとバイクに股がりながら、夏目は言う。
「苗‥‥」
「ん、」
「腹ごなしに‥ここから少し先の海岸散歩する?」
夏目のこの誘いを苗はあっさり承諾した
海岸まで走ると脇にバイクを止めて防波堤を二人で歩く‥‥
人気の無さが手伝って暗い海からは柔らかな潮の香りが漂い耳障りのいい潮騒が心を満たす‥‥‥
///
‥ちょっと待て‥‥
ムードあり過ぎじゃねぇか?これ!?///
やっべ‥
俺、自分を抑える自信がない!!!‥