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君に熱視線゚
第11章 復活際

‥なんか‥コイツ危ねぇな?

こんな壊れた奴だったか?‥


貴志は危険なオーラをまとった晴樹に唖然としていた












「苗‥…」



夏目は苗の唇を濡らしている自分の唾液を親指で軽く拭いさると今度はぎゅっと抱きしめた


「苗‥‥///帰ろうか…」

首に顔を埋めそう口を開く

長すぎる抱擁の後にお互いどう接していいか解らず夏目の短い言葉で二人は腰を上げた‥

下をうつ向き黙って頷く苗の手を引いた途端、夏目の携帯が鳴り出す

「はぃ、あ‥今から帰ります!すいません、遅くなってっ‥‥‥え?‥


あ‥はぃわかりました‥
苗に代わらなくても?‥‥‥‥はぃ‥」



切った携帯を握ったまま重い表情で考え込む夏目を不審に思い、苗は夏目に声を掛ける


「今の家からでしょ?


もしかして怒られた?」


「いゃ全然、怒ってないよ‥‥‥」



夏目はそれだけ言うと携帯をポケットにしまい込んだ‥


‥ゴメン苗‥‥
伝えてくれって言われたけど伝えたくない‥‥‥



『晴樹クンから二回も電話があったって伝えてくれる?』





‥伝えたくなかったんだ、アイツの名前なんて…


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