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君に熱視線゚
第11章 復活際
ガムをくちゃくちゃと噛み、ニヤつきながら言った男のバイクには何やら漢字で書かれたチーム名のステッカーが貼られていた‥‥‥
その名を見てデスナイツのメンバーは息を飲む‥‥
そのチームは晴樹達がデスナイツを組む前から族のトップに君臨していた最強の喧嘩チーム‥‥【月華乱舞】‥‥
だった…
そして男は続けて言う‥‥
「まぁ‥‥見たとこ俺らのお目当ての奴らは見当たんねぇみてぇだな‥‥‥
情報はガセネタか?
あん!?俺ぁカスに用はねぇんだよ!!!」
男は一人で吠えたくりキレ出す!
そう本場の喧嘩チーム月華乱舞は、晴樹達が抜けてしまった後のデスナイツを端から相手にはしていなかったのだ‥
腕に自身のあるヤツは必ず強いヤツを求める‥‥
強いヤツに勝ってこそ意味がある‥‥
それがモットーの負け知らずの【月華乱舞】が初めて負けを認めた相手が新参者のデスナイツ‥だった。
晴樹達がいた頃は集会の度に喧嘩をフッかけてきていたが‥‥今のデスナイツにはほとんど興味がない…
それと言うのも
頭数だけ揃ったフヌケ族‥‥
今のデスナイツは族の間でそう呼ばれ、ホントに強い族からは相手にされていなかったのだ…