この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第12章 死神降臨
怒りでプルプル震える加藤の顔の両脇では立派に垂れ下がった福耳が一緒に震えている‥‥‥
‥しまった‥マジでバチが当たりそうだな…っ
晴樹は一瞬思った。
だが、気を取り直して言った‥‥
「お地蔵サンの頼みを断ると祟られるかもしれねぇからな‥」
「俺は地蔵じゃねぇっ!!」
「ハッ!どっちでもいい‥‥
俺も当たりどころが丁度欲しかったとこだ‥‥
テメェから売ってきた喧嘩だ‥‥‥心おきなくやらせてもらうぜ‥‥」
晴樹の言葉にお地蔵サン‥
いゃ、…加藤はバイクを降り腫れぼったい一重目で晴樹を見据えた‥‥
「敵を前にして寝るなんて余裕だな‥‥‥」
「寝てんじゃねぇっ
睨んでんだ!!
ちくしょコノヤロ―!!」
‥晴樹の奴‥‥‥
完全に遊んでんな‥‥
まぁ、丁度いい‥
コイツに相手させて暴れさせれば晴樹も少しはウサが晴れるて落ち着くだろ?‥‥壊れたまんまじゃ俺も面倒くせぇしな…
もし、危なきゃ地蔵サンが仏サンになる前にアイツを止めりゃあいいしな‥
貴志は、黙って晴樹の自由にさせることにした‥
‥死神VSお地蔵サン‥‥かょ?今世紀、最大の見せ場だな…
デスナイツのメンバーはハラハラしながら二人を見守っていた‥