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君に熱視線゚
第12章 死神降臨
夏目は挨拶だけすると苗に視線を流す‥
「じゃぁ‥また、学校で」
それだけを伝えるとバイクに乗り帰って行った‥
「やっぱりスポーツマンよねぇ。ちゃんと挨拶も出来るし!‥‥‥ところで晴樹クンには連絡した?」
オカンは夏目に感心しながら苗に尋ねた
「‥なんで兄さんに連絡せにゃぁならんの?」
「!?‥夏目クンに聞いてない?」
オカンの問いかけに苗は首を振った
「今日晴樹クンから二回も電話があったのよ。大した用じゃないからって言ってたけど二回も掛けるなら何かあるんじゃないの?」
「うそっ!?
兄さんからなら、何かお得情報かもしれない!!」
オカンの言葉に苗は慌てて電話の受話器を握っていた
「どうだ?‥ちったぁ気が晴れたか!?あん?」
「‥‥あぁ、
‥‥ちょっとはな‥‥‥」
再び伝説を蘇(よみがえ)らせた晴樹達は良二から“清掃完了”の連絡を受け、その場を後にしていた‥
帰りの車の中で貴志が晴樹のご機嫌を伺っていると微かに耳に響いてくるのは‥‥
‥‥〜♪〜プッ―
ワン切りの着信音だった。