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君に熱視線゚
第12章 死神降臨


「んだぁ?ワン切りかよ!?」


呆れる貴志の横で携帯を取り出し確認している晴樹の表情が微妙に変わり慌ててかけ直している‥










ジリリン

『はぃ。もすもす』

「あ、苗?」


電話口の側に居たらしく苗は直ぐに電話に出た



『うん、こんばんびぃ。

兄さん何か用だった?
オカンが二回も電話あったってゆーからさ。』


「いゃ、別に用ってゆぅ事は‥
って何か用がなきゃ電話しちゃ悪いのかよ!?」

‥人の気も知らねぇでコイツはっ…///


ちょっとムッとする晴樹の心情も解らずオポンチ苗は平然と言って退けた


『だって電話は用があるからかけるんじゃん!』

「そりゃ、そうだけど‥」

‥なんだよコイツ‥


声を聞けただけで嬉しい自分とは対象的な態度の苗に晴樹は少し胸が痛んだ‥


「‥用なら‥あるよ…」

『え、なに?』


晴樹の用なら絶対お得情報だと思い込む苗はウキウキしながら尋ねた。


「映画‥面白かったか?」

『‥‥うん‥』

「食事は?‥


どこ行った?」

『‥ケ‥ンチキ‥』


‥あれ‥お得情報は?


お得情報を待ち侘びつつ、苗はとりあえず晴樹の質問に答えた


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