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君に熱視線゚
第1章 きっかけ
… 確信犯か‥‥
最初から持ち帰るつもりで来てやがるな──
「…ダメ?‥
だってどう見ても残りそうだし…
もったいないじゃん、せっかくこんな美味しいのに!!」
苗は当然のように晴樹に堂々と語る
「・・・・
わかった、少し待ってて…
ちょっと悪いけど、松下サン呼んでくれる?」
晴樹がそう頼むと、ギャルソンが一人の男性を呼んできた…
そして、晴樹はその男性に交渉する‥‥‥
「ごめん…松下サン‥
実は料理をテイクアウトしたいって事で…いい?
俺が責任取るからさ‥」
「わかりました。
晴樹サンがそこまでおっしゃるなら‥いいですよ、ただし今日中に食べて頂ければ‥ですが」
どうやら、松下サンと言う人物はここの総支配人のようだ
「わかった、
悪いね。無理言って」
交渉が済み晴樹は苗に言った
「絶対に今日中に食べきるんなら持ち帰りしてもいいよ」
「やった、ほんと!?
食べる食べるっ!
大丈夫、残しておいてっつってもウチは残らないから!」
苗はそういうと喜々としながら料理をパックに詰め始めた。