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君に熱視線゚
第12章 死神降臨
貴志の勝手な言い分でクラブは半分貸し切り状態‥
顔やあちこちに傷をおったデスナイツのメンバー達に脅え一般客は足早に退散していた
そして勘定はもちろん晴樹持ちである‥‥‥
周りのメンバーがおおいに盛り上がってる中、当の本人だけが、苦痛の表情を浮かべたままだった‥
「貴志‥‥」
背中合わせの隣のボックス席で女の子とイチャイチャしている貴志にあの電話のあと以来、晴樹は始めて話しかけた。
「なんだ‥タイミングいい奴だな‥こんな時に話しかけんなよ」
「悪い‥」
「なんだ、聞きたいことなら今、聞いてくれ。後からは聞く余裕ないぜ‥」
貴志はクスクス笑い囁きながら女の子の胸をまさぐり晴樹に言う
「‥‥‥海にいたバカップルって‥‥‥
どのくらいキスしてた?」
「はぁ?
なんだそりゃ!??」
晴樹の質問に女の首筋に潜り込んでいた貴志は急に顔を上げ晴樹の方を見る‥
「女の方はちょっとは嫌がってた?
‥男が無理やりとかって感じじゃなかったか?」
続けて口から出てくる晴樹の言葉に貴志は困惑した‥
‥何聞きてぇんだ、コイツ!?