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君に熱視線゚
第12章 死神降臨
晴樹は店を出て自分の車に乗り込むと、どこかに電話をかけた。
プルル‥―
『はい?』
「あ、すいません!結城です!さっきいい忘れたことが ‥」
『ああ!晴樹クン?
今‥苗、お風呂入ってるから‥‥!?あ、ちょっと待って!!出たみたい‥』
電話の向こうでオカンが苗を呼ぶ声が響く‥
『もすもすぅ!?
さっき、いきなり電話切れたけどなんだった!?』
「え?
あ、た…たぶん電波が悪かったんだろ?」
さっきの電話の事について聞かれ晴樹は焦りながら弁明した。
『なんだ‥そっ!
んで、何?』
「‥‥あ‥と…
今から近く通るから、何か欲しいモンあるか?」
『今から?‥‥ちょっと待ってて‥』
苗はそういうと二階の部屋に向かって叫んだ。
『兄さん!陸達がアイス食べたいって!!いい?』
明日が日曜日なので家中の皆が起きていた‥‥
『わかった‥20分位で着くから』
晴樹は電話を切るとコンビニに向かった──
ジリリン
『へぃ!』
「あ、…空か?」
『陸だょ!』
「そか‥(ハハッ、なかなか当てらんねえ…)今、玄関着くから」