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君に熱視線゚
第1章 きっかけ
「ところで、中ちゃんは何が聞きたかったの?」
苗はやっと話題を中島に振った。
「えっ、
あぁ‥あたしは‥苗と同じことだったからもう いいよっ」
… しょうがない。彼女の有無は後でお兄ぃに聞いてみよう…
中島はそう思い直す。
ガンガンはっきりと物を言いそうなイメージだが、中島は案外、奥手だった…
「///…ところで、どう?ルパンなみの人居そう?」
苗は中島に聞いてみた。
「ん〜ここでは無理だと思う‥」
「‥そか‥‥やっぱ、そうだよね‥
ルパンくらいの野生身溢れる人がこんなお坊っちゃん学校に居るわけないもんね‥ちぇ‥」
苗は残りのパスタを頬張りながら愚痴ると中島にこっそり聞いた…
「中ちゃんは好みの人居た?なんなら協力しようか?」
「えっマジ?
実はあたし、結っ…」
「あ!?
もぅ、こんな時間だ!!
ごめんっ、中ちゃんあたし先に帰るょ
弟達が帰って来てるから!」
…コイツはっ!?///
中島の怒りをよそに、苗は慌てて玉子の箱と持ち帰りで増えた食材の袋を抱えガタガタッ!と席を立つ。
そして、晴樹の肩をはたいた。
「兄さん!今日はありがとう!!」
その一言を残して苗は去って行った…