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君に熱視線゚
第14章 つながり

「兄さんも、お昼食べてく?ちょっと早いけど、今から準備するからさ」
‥兄さん“も”?‥‥
苗の誘い方に晴樹は、
ん!?‥そんな表情をしながら聞き返した‥
「誰か来るのか?」
「うん、大ちゃんが。」
夏目の名前を聞いて晴樹の表情が曇り始めた‥
「アイツは何しに来るんだ?‥」
意識しなくても、声のトーンが下がってしまう。
「明日から、テスト期間だからさっ。
お昼食べてから図書館で勉強しよぅって!」
晴樹は田中家の人々に挨拶しながら居間に腰を下ろした。
「兄さん!兄さんもメル友なってくれる?!」
苗はさっそく箱から携帯を取り出し、眺める‥
そんな苗から携帯をとり、晴樹は自分のメルアドと番号を登録する。
色違いの同機種なので操作は手慣れていた。
晴樹はついでに家の番号と由美の携帯番号も入れてやる‥‥
そして、晴樹の次の行動に苗は焦って抗議した!!
「あぁダメダメ!
ダメだょ!兄さんっ
シールはそのままにしといて!!」
「‥?」
そぅ‥携帯画面の保護シールを剥がそうとした晴樹を必死で止めていた‥

