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君に熱視線゚
第15章 恋心
「温泉!!」
「おんせん!!?」
苗はキラキラとした顔を晴樹に向けて言った。
「俺、今から行くとこを聞いたんだけど?」
「あ、‥‥‥そっか。
そだね‥ちょっと無理だね」
‥チッ、温泉ならセクシーショット取り放題だと思ったのに
はっ!イカンイカン!ちっと焦り過ぎだな!うん!!
腕を組み難しい顔をしてうんうん、言ってる苗を晴樹は見つめる
「別に無理ってわけじゃねぇけど‥
どう考えても‥
泊まりになるぜ?」
晴樹は苗に確認をとった
‥泊まり?‥
‥浴衣の兄さん‥
‥裸体の腰にタオルを巻き巻きする兄さん‥‥
‥風呂上がりにコーシー牛乳を飲む兄さん‥‥
‥マッサージ機であまりの気持ち良さにうたた寝兄さん‥
ベストショットだらけだょ‥゚+。゚
泊まりになるって言葉に黙りこんだ苗を晴樹は気にした‥
「苗、それ以外に行きたいとこ‥」
「温泉だょっ!やっぱ温泉!!
それしかないだょっ!」
異様に興奮する表情で苗は言う‥
「それしかっ…て」
‥コイツ泊まりの意味解ってんのか!!?
むろん解ってるはずもない‥苗の目的は違うところにあるのだから。