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君に熱視線゚
第16章 温泉旅行


「兄さん一人で来てんのかぃ?」

「いゃ‥二人で…」

「コレかぃ? ぉ! 中々やるなぁ兄さん!!」

「っ‥//‥」

苗の遊びはほとんど満作が仕込んだものだった‥


「いゃぁ‥女は何考えてっかわかんねぇ生き物だからなぁ〜兄さんも苦労するだろ!?え?」


晴樹は黙って頷いた

「いゃぁ家の母ちゃんもな!昔ゃ、笑ったと思ったらいきなり泣き出しやがるんだがよぉ。今はず太い女になっちまったなぁ!!ガハハ!!」


実際の満作の口ぐせだった。












そして苗は手桶で背中の泡を洗い流す‥‥





「…?…苗、もういいか?」


お湯を掛ける手が止まっても苗からの終わりの合図がなかったため、晴樹は自分から声を掛けた‥


「苗?」

「ウン‥‥‥



兄さん、ごみんね‥‥‥」



「?!」


呟くように謝る苗の声に驚き晴樹は振り返る






「苗‥‥‥お前‥





泣き顔醜いな…」




口は歪みプルプル震え、鼻はフガフガ広がっている。



「ぅぅ‥‥ぅぐ‥」


「‥‥なんで泣くんだよ」


「だってさ‥

兄さんぎゃさ‥ぅぅ‥



怒ってるだも゛‥‥」


‥また、俺のせいかよ!?

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