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君に熱視線゚
第17章 慕情
「もしもし?
なに?急ぎ!?」
『お前はもちろん、今日も苗ちゃんを送って行くんだろうな‥』
「‥‥//‥
(だから、何で送ってた事知ってんだ?)
行かないよ‥‥
もう送りはやめた…俺も忙しいし。
何で急にそんなこと?」
『忙しい?‥苗ちゃんより大事な事なのか?』
「…っ…何で?
別に何が何でも俺が送らなきゃいけないっ‥」
『今日は何が何でも送ってあげるんだ!
かわいそうだろう?あんな重い物運んで歩かせるのは…
苗ちゃんが疲れて倒れでもしたら晴樹を恨んでやるからな!!』―ガチャ!
‥ガチャって、
なんだよそれ‥
言いたいこと言いやがってっ‥‥‥
重い物?‥また、買い出しか!?
でも、この間行ったばっかりだし‥‥‥
“あの子、小さい頃は体が弱くてね‥今もたまに疲れやすいから頼りになる晴樹クン達がいて安心だわ…”
あの時の苗のオカンの言葉が晴樹の脳裏をかすめた‥
‥‥‥‥
はぁ…
晴樹はため息をつきながら苗に電話を掛けた‥‥