この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第2章 新校舎
[ 全校生徒のみなさん
おはようございます。
8時から校庭で全校朝礼を行います]
校内放送のアナウンスが流れ生徒達はゾロゾロと移動を始めだす‥
「じゃあ、なえちん。あたし達も行こっか」
そして、苗達も移動を始めた
校庭に続々と黒いかたまりができ始める…
さすがに、二つの学校を合併した今‥生徒数の多さは都内一、二を誇るものになっていた
「ねぇ‥やっぱこのお洒落な校舎にウチらの制服ってめちゃめちゃ浮いてるよね」
「うん、あたし夏服は結城の制服にする‥」
「苗はどうする?」
校庭で整列をしながら元二ノ宮の生徒は口々に話しを交した
そして、近くに並んでいた中島が苗に声をかける
「あたし‥‥
夏も中間も冬も貰い物で二ノ宮の制服、手に入れちゃってるから…」
「‥‥そぅ」
[ 皆さん静かに!――]
ざわつく校庭が静かになると教壇に渋めの老紳士が上がりマイクを取った。
「 あの人が理事長かな?なかなかのダンディさんだね」
「うん‥さすが晴樹サンのお祖父さんて感じ‥///
晴樹サンも年取ったら絶対あんな風になるはず!」