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君に熱視線゚
第2章 新校舎
苗の言葉に続き、中島が顔を赤らめながら言いきった
そして、理事長の後に生徒会長らしき人が二ノ宮の生徒に歓迎の言葉を送る‥
一通りの挨拶が終わり解散と同時に苗達も自分達のクラスに戻ってきた
「ねぇ‥なえちん。
結城先輩らしき人いた?」
席につくなり由美は苗に聞いてくる
「わかんないょ
あんだけ人数がいたら‥
それに、兄さんはたぶん二年だったと思うから校舎だって離れてるし……」
「え!??
じゃぁさっ、お昼に見に行ってみようよぉ」
「わかった、わかった」
由美は苗にしがみついておねだりしていた
今日から共学になったせいか元、二ノ宮の生徒達の間でも語られる話題は男のことばかりだった。
「ねぇ、さっきの人めちゃめちゃ格好よかったよね?」
「でも、中島サンが知り合いみたいだったじゃん。親しそうに話しかけてたし‥」
「二年だったよね、たしか…… 中島サンこっちの二年に従兄弟がいたじゃん‥
たぶん、その繋がりなんじゃない?」
「あでもさぁなんかお嬢軍団に囲まれてて近づきにくそ 名前なんて言うんだろうね」
そんなざわめきの声を耳にして中島は焦っていた。