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君に熱視線゚
第18章 大切な人[前編]
「大ちゃんってモテモテなの?」


「え?‥//

なんで?」


急な質問に夏目は反対に聞き返していた


「ぅん、由美がね

夏目クンモテるから彼女になったら安心出来ないって」

「遠藤がそんなこと言った?」


「ぅん、モテるの?」



苗の美的感覚は、一般の基準とちょっとズレている‥夏目のスポーツマンらしい健康的なカッコ良さは苗には理解できなかった。



「モテるってか‥


告られることはよくあるけど‥‥‥//」


そう、今だに夏目は休み時間の度に呼び出される‥
前は結城の女子だけだったが、女子校の二ノ宮と合併したために尚更、呼び出しが増えていた‥


もちろん、苗と知り合う前は付き合っていた彼女もいたが一ヶ月も持たない‥

好きでもないから飽きてしまう‥
部活の方を優先させてしまう‥
暇があってもデートをすっぽかすなんて、しょっちゅうだった‥

それに、次から次へと告ってくるから目移りしてしまう‥


夏目は苗と知り合ってから初めて告られても断るようになっていた‥


〔夏目クン‥付き合って!〕

〔ごめん!
好きな娘いるから〕


今までの断り文句が今日は


〔ごめん!
彼女いるから!〕

に変わっていた‥

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