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君に熱視線゚
第18章 大切な人[前編]
軽く食事をしながらお嬢は晴樹に意味深な目線を投げ掛けていた‥
「お前の好きにすれば?」
どーでもいい‥
晴樹はそんな面持ちで受け答えしている‥
頭も胸の中は空っぽ──
何を話ているかもほとんど憶えてない‥
今は何も考えられない‥
そして、考えたくもなかった──
「着替え持って来てたらよかったんだけどさ‥
さすがに制服じゃ飲みには行けないもんね」
お嬢はそう言いながら洗面所で髪を乾かす──
‥制服でラブホはいいわけだ‥
晴樹はベッドで横になったままお嬢のボヤキに心でツッコんでいた。
「晴樹?まだ服着ないの?」
裸で横になったままの晴樹に髪を乾かし終えたお嬢が問いかける
「‥少し休んでから出る‥
お前、先に帰れよ‥」
「えぇやだ、
ラブホから一人で出るなんて恥ずいじゃん!」
晴樹の冷たい言葉にお嬢はむくれながら言った
そして、晴樹に絡む‥
「休むっ‥て、だって晴樹激し過ぎるんだもんっ
ねぇ、もしかして晴樹も久しぶりだった?‥//
アタシももう少しゆっくりしようかな〜…//
晴樹のせいで疲れちゃったしっ」