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君に熱視線゚
第2章 新校舎
廊下の騒雜しさに苗達も何事かと箸を止めた
そして、クラスのドアがガラッ!と開くと中島の従兄が顔を出す。そのあとに騒動の原因が顔を覗かせていた。
晴樹サンだ!!‥
「お兄ぃどうしたの!?なんか用!?」
中島は当然のように駆け寄り話かけた‥
「 あぁ、友理‥悪いんだけど田中サンて子、呼んでくれる?」
「え‥田中?‥‥‥」
お兄ぃの言葉に中島が唖然としていると教室を覗いていた晴樹が口を開いた
「あぁ!いた!!
あそこっ、弁当食べてる」
晴樹が尋ね人を見つけ、手を振りながら教室の中に入ってくる
それと同時に再び教室の中がざわつき出す。廊下の窓にはびっしりと飢えた女豹どもが張り付き教室のなかを喰いいるように覗いていた。
… なんで苗?!
中島の頭のなかを、
なんで?! という文字が回転しはじめた。
晴樹は苗の側に来ると近くの椅子を引き寄せ背もたれに手をかけて座る。そしてにっこり微笑みかけた。
「兄さんどったのさ?」
苗は驚き由美は真っ赤になって晴樹に釘付けになっている。
「いゃ持ち帰りはちゃんと食べたかな?と思って!」
晴樹は楽しそうに話かけた…