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君に熱視線゚
第19章 大切な人[中編]
そして、晴樹の行方を探すべく、村井は直哉に探りを入れることにした‥
「‥あ、村井さん?‥‥晴樹サンの行きそうな所!? どうしたんですか急に?‥
‥‥え?‥‥連絡が取れない?
‥‥──!??はぁ!?
‥田中サンが拐われた!??
俺、まだ学校居るから今から理事長のとこ行ってみます!!」
『頼むよ直哉クン‥
もし、晴樹サンが帰って来た時の為に私はここから動けないから‥』
「わかりました、
晴樹サンが立ち寄りそうなとこ目星つけてみます!」
村井から連絡を受けた直哉は携帯を切ると理事長室に向かいながら、晴樹の行きそうな所を考える‥
‥晴樹サンが行きそうな‥‥つったら‥クラブハウス、ヒロサンとこくらいしか‥‥
あの人最近、真面目だったからな‥‥‥
でも、なんで携帯の電源切ってんだ!?
今日だって学校休んでるし──
夕べから帰ってないっつってたな‥‥‥女のとこか?
わかんねぇっ…あの人、特定の女なんていなかったから目星つけらんねぇじゃん!?
直哉は焦りながら色々考える。そして理事長室に入った‥
―コンコン!
「理事長?中島です!!」
直哉は理事長の返事と同時に扉を開けた──