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君に熱視線゚
第19章 大切な人[中編]



―カラン!


「‥お、晴樹。

お前も来てたのか?」


「ん、‥‥あぁ」


「学校サボってんだよ。
夕べ飲み過ぎたとかで‥

貴志はブレンドでいいんだろ?」


マスターは晴樹の代わりに答えながら、貴志に確認をとっている



「へぇ、たまにはいいんじゃねぇの?!最近クソ真面目だったんだろ?‥と、」


話の途中で携帯が鳴ったらしく貴志はポケットを探っていた


「おぅ、なんだ?

‥‥あぁ!!?
‥だから、そんな女、知らねぇつってんだろっ
次に掛ってきても相手にすんじゃねぇぞ!あぁ‥
じゃあな」

―プツ――



「たくっ──」


「なんだ?まだ、揉めてんのか?」


電話を切ってもキレ続ける貴志に晴樹が聞いた



「あぁ、これは何でもねぇよ。
なんか、女を預かってるからとか、わけわかんねぇ脅迫電話が本部に掛ってきてるらしくてよぉ…

俺、繋がりの女だっつんだけどいっぱい居すぎて解んねぇって!
女拐ったからって極道が一々動いてられるかよ!?
命いくつあってもたんねぇっつーの!!」


「まさに極道ってか‥極悪非道だな」


貴志の語りにマスターがボヤいた。

そして、店の電話が鳴り響く‥

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