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君に熱視線゚
第2章 新校舎
苗達の弁当を見て聞いてくる晴樹に苗はうん、と答える
「あ、そうだっ!
兄さん、この子由美って言うの、合コンは用があって行けなかったんだけど」
苗の紹介で晴樹は由美に目を向けて微笑む‥
「そぅ、じゃあこれからよろしく。俺は結城…」
「この人が噂のパスタの兄さんだょ!」
へ!?…パスタの兄さん?
真っ赤に硬直している由美に晴樹が自己紹介をしようとしたら苗に先を超されてしまった。
… 俺は、どうあがいても“兄さん”から離脱できないのか?
「‥‥じゃあ‥
あんまりランチタイムを邪魔しちゃ悪いからこの辺でパスタ兄さんは退散するよ‥‥‥」
晴樹達はそういって席を立つ。そしてドアの前にくると再び周りがざわつき出すような事を口にした
「明日は、二人ともここの学食ご馳走するから弁当は持ってこなくていいよ!」
その言葉に周りの女子が囁きながら苗達を羨望の眼差しで見つめていた
そして、ドア付近で固まっている中島に晴樹は気付いた。