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君に熱視線゚
第20章 大切な人[後編]












♪チャッチャチャ〜ララァ〜♪

「♪√はぁぼっちん!
ぼっちん帰りたぁぃ〜

おぉんなぁ♪こぉ〜‥




もぉっ!手拍子たりないょぉ!?」













賑やかな本部の集会部屋で苗は‥





歌って踊れるシンガーダンサーになっていた……








「おらッお前ぇらっ!
お嬢が手拍子足りねぇつってんだろぅがぁっ」


―ドカッ

げふっ

「‥ッすいやせんっ」



南波の帝王のような威喝い面持ちの男は血だらけの男達を並べ遠慮なく蹴りを入れて回っている。



「しかし、お前、若ぇのに古ぃ歌知ってんなぁっ?

よし、んじゃぁ次は俺と
デュエットだっ」


「いいょ!

なにいく!??」



「よしゃっ!

《ここは二丁目歌舞伎町》
いってみるかぁ!」


「イイねっ
苗、その歌大好きだょ 」


新品のカラオケ機器から軽快なリズムが響き渡る‥


昼は背広にネクタイでぇ〜

夜はネオンの蝶になるぅ

1日二回のヒゲ剃りでぇ〜

カミソリ負けはっ辛いぃのぉよぉ〜♪













オカマの苦悩を歌った詩だった……。




「イイねっ!ジョージ♪

あてら、ちょコラボッってるょ!」


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