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君に熱視線゚
第1章 きっかけ
「やだっ苗ったら。
そんなお坊っちゃん達だからいいんじゃない!
もち、向こうの招待だから会費も全部っ向こう持ちだって!!
君達は手ぶらでおいでって言ってんっ…」
「何時にどこで待ち合わせ?」
…って即答かよっ!?
中島は心の中でツッコむ。
「あと…学校から直で行くから」
…さすがなえちん‥‥
タダならなんでもござれ主義貫いてるね‥
由美は二人のやり取りを黙って見守っていた…
「えっ
学校から直で!?
制服で居酒屋入れてくれる!?
もしかして金の力で何とかするとか!?」
「…違うよ苗。
レストランでするって。
親がイタリアン料理の専門店を経営してる人がいるから店、貸し切ってそこでやるってさ!」
「なぬっ!!?
イタリアン?
貸し切り!?
‥‥是非ともお持ち帰り前提で行かねばならんっ!!」
「お持ち‥ってそれだけはやめて…
…んじゃ決まりってことで!
できるだけ誘ってこい!
って言われてるからドタキャンしないでね!
それじゃあたしまだ他の子にも声掛けてくるから」
中島はそれだけ念を押すと他の子の勧誘のため、この場を後にした…