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君に熱視線゚
第1章 きっかけ
「ねぇ‥聞いた、由美…
貸し切りレストランで‥
イタリアンだって...」
苗はキラキラとしたクリ目で様々な料理を思い浮かべ妄想にふけっている…
そして力んだ。
「だってさぁ!
居酒屋メニューはあまり持って帰れないじゃん!?
イタリアンだったらピザとパスタでしょ‥
ああと何があったっけ!?
…まぁいいや!
とりあえず持ち帰りしやすい料理ばっかりだすぃ〜
それに、ご招待だよ!
タダなんだよ!!
いやぁ〜あたし、お坊っちゃんてさぁ‥ぬくぬくと甘やかされて育った気の利かない衆らだと思ったんだけど・・・
中々っやるじゃん!!」
苗は上機嫌に顔をホクホクとさせながら語っている。
はは…なえちんやっぱり持ち帰りする気だ…
「でも、よかったじゃん! 私も行きたかったなぁ‥ねぇ、カッコイイ人いたら紹介してよね!」
「…ん? あぁカッコイイ人ね。わかったわかった、居たらね!」
苗は男よりもただで味わえる料理に心を奪われているようである。
「ねえ…なえちん…
生活苦なのはわかるけどさぁ私達、花の女子校生になったんだよ!?」
由美はガシッと苗の両肩を掴み訴えた