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君に熱視線゚
第21章 仁義!
実際、青木は消されてしまった‥
さっきの御大と貴志の会話でもそれはわかる──
ここはそういう事がまかり通る世界‥
闇の‥‥世界──
苗が無事だっただけで、何もいう事はない‥
―カチャ!
「御大、
皆さんのお迎えの方が見えてますが──」
「あぁ、そうか‥
じゃあ、あんまり長話しもなんだ‥お開きにするか」
晴樹達は部屋を出て客間に通された‥
―カチャ!
「どうぞ、皆さんこちらでお待ちです──」
「──‥
お爺‥っ?」
そこには、鬼頭組総代の辰治と結城学園理事長‥お爺。
二人の顔が並んでいた──
そしてその真向かいのソファには夏目の顔もあったのだ‥
苗が見つかったと知らせを受け、場所が場所だけに連れて行けない──
そう言う理事長に夏目は無理について来ていた。
「警察沙汰になるとココにも手入れが入ると思って、理事長サンに必ず捜し出すから、警察には連絡しないよう頼み込んだんだ──」
辰治はお爺達を見て呆気に取られてる晴樹にそう説明した。