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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚


晴樹の思わぬ行動に周りのみんなはただ、唖然としていた‥‥


そして苗も‥‥













やっぱ、このマシュマロンが本命か‥‥‥




貴志はそう確信していた‥



部屋に入って来た瞬間の、苗を見つめる視線と‥


苗を抱きしめた時の晴樹のあの表情‥‥‥







どう見ても大切な人に向けられたもの以外に考えられない‥‥‥








貴志は晴樹に抱きしめられて戸惑っている苗に合図を送った──



‥え?なに?



苗は自分にしきりにサインを送ってくる貴志の動きを読み取る──


貴志は両手を構え自分の胸をポンポンと叩いていた‥‥‥



‥あぁ!あれか!





それは苗のお得意なハグのサインだった‥



苗は震えながら強く抱きしめてくる晴樹の背中にそっと手を添える‥


一瞬、晴樹の背中がビクつきそして、フワッと力が抜けた‥‥‥



張り詰めた晴樹の緊張の糸が徐々にほどけていく‥

口元からは安堵のため息と切ない想いが一気に溢れ出しそして晴樹は再び苗を強く抱きしめていた‥‥













その姿に夏目は息を飲む‥
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