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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚


苗は思い出すと自分を抱きしめている晴樹の腕をベリッ!!と強引に押し剥がした──



そして言った!!!



「兄さん!!



ちょっと待ってて!!

苗は命掛けで助けてくれた王子様にお礼をしてくるょっ!!」




「え?!」



いきなりのことに唖然とする晴樹と貴志を置いて苗はどこかに走っていく──!












‥はぁっ…王子様っ


苗の王子様っ…


どこだぁっ?苗の王子様は!!




──…っ…!!…

見つけたッ──*゚+。゚*。゚+






「お?

お嬢‥どうしました?

そんなキラキラ目で息をきらして…?」





「王子様っ──!」






「…って、うわぁぁッ!!?

お嬢っ‥‥//っ

なんですかいきなりぃ」












本部に響き渡る声に驚き駆けつけた組員達が目にしたものは‥




真っ赤に色づき女子校生に思いっきりハグされた、泣く子も黙る、硬派な恐もて武の茹で上がった顔だった‥‥



「こらっ!テメェらっ

眺めてねぇでお嬢をなんとかしろっ‥///…っ…」






‥すげぇ──…っ…兄貴のあんな顔中々見れねぇぞ‥




組員一同、そんな事を思っていた。


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