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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚


「だってそれぢゃ‥
だめだも゛ぉ‥‥ぅぅ‥」



「は──…?


…っ…だめって…


…なんだよっ…!?
何がダメなんだよッ!!」









苦しいッ‥




もうこれ以上言いたくないのに言葉が止まらない!!



俺のどこがダメなんだッ‥



どこが嫌なんだっ!??








苗の拒絶の言葉に晴樹は唇を結び歯を食いしばった──

あまりにも辛くて涙が出そうになるッ‥



想いをぶつけても拒否されるッ

じゃあどうすればいいッ?



誰にも渡したくないのにッ


激しく強い想いだけが空回りするっ──!






涙を堪えれば堪えるほど晴樹の表情は険しく鋭いものになっていた──













「何が、ダメなんだよ‥」




弱々しく震える声を絞り出して晴樹は問う






「だってぇ‥‥‥





兄さんだも゛ぉ‥‥ぅぅ




苗の兄さんだもぉ‥ぅぇ‥」









「・・・──?」



‥兄さん?






‥‥‥



また…

兄さん?






‥コイツはっ…


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