この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚
‥グズッ‥‥‥ズッ‥
──あ゛ー辛ぇ‥‥
すんげー辛ぇ‥‥‥
「──‥っ‥‥苗!‥フ‥
ごめッ‥‥クッ‥」
夏目はボロボロだった‥
自分から送った別れのメールに涙が溢れてとまらない──
自分から好きになって‥
自分から告白して‥
そして自分から別れを告げた…
自分で何をやってんのかよく解らない…
ただ、苗を自分で助けてあげられなかった罪悪感と‥
晴樹に対しての敗北感‥
それが、苗を諦めさせたのかもしれなかった──
好きで、想いを告げて、
せっかく付き合えたのに‥
なんとなく赦されない気がして‥‥‥
別れを告げた‥‥
夏目は今日知ったばかりの苗の携帯番号とメアドを消した‥‥‥
かけたくなると困るから‥
忘れるまではッ‥
平気になるまではッ‥
まだ、ちょっとかかりそうだから‥‥‥
この想いが枯れるまでは‥
苗の笑顔は見れないから‥